【龍が如く】真島の兄さんこと真島吾郎の人気の理由を考察する【嶋野の狂犬】
どうも、先日自分の人生の薄さを痛感したgurizaiaです。
自分の人生が薄くネタが無いので、自分の好きなキャラクターである真島の兄さんが何故、主人公の桐生一馬よりも人気なのか考察してみました。
ここではあえてシリーズ1作目である「龍が如く」だけをピックアップします。
0、2、3、4…はまたの機会があれば……。
【注意】・個人の考察なので間違いが有ると思います。参考程度にお願いします。
真島の兄さんの軌跡
- 第一作目 龍が如く
真島の兄さんが初登場するシリーズ第一作目「龍が如く」ではサブキャラクターでの登場でした。
「龍が如く」が発売したのは2005年。「龍が如く0」が発売したのは2015年です。
当然ですが、「龍が如く」が作られた当時に「龍が如く0」の構想なんてものはなかったはずです。
「龍が如く」の真島の兄さんは「嶋野の狂犬」の通り名のとうり、狂ってました。
最初に真島の兄さんと出会うシーンは真島の兄さんの部下が桐生ちゃんを襲ってしまった場面です。
堂島の龍である桐生とは知らずに襲い掛かった部下を傘で制裁します。
制裁、といってもかなり過激で桐生ちゃんが咄嗟に止めなければ、部下の顔に傘が突き刺さっていました。
まず、このシーンで「真島吾郎」は危ない人、とプレイヤーは思います。自分も思いました。
次に登場するのはバッティングセンターです。
真島の兄さんは遥を攫い、桐生ちゃんを誘き出します。
遥は「龍が如く」でのキーパーソンで、東条会から消えた100億の鍵を握る少女です。
故に多くの人物や組織が100億を目当てに遥を狙いますが、真島の兄さんは「桐生ちゃんと命の貼った喧嘩が出来ればいい」という理由で遥を攫いました。
「東城会から消えた100億を手に入れる」という理由ではなく、「桐生ちゃんと喧嘩したいから」というのは作中のキャラでは異常です。
桐生ちゃんをバッティングセンターで待ち伏せしていた真島の兄さん、意気揚々と登場し遥を攫った理由を言います。
そして戦闘になるか!という瞬間、真島の兄さんの側頭部にピッチングマシーンから投げられた野球ボールが当たります。
すると真島の兄さんが笑い出し、部下たちも笑い出します。
ですが、ここで一人、笑わない部下が一人。
真島の兄さんは「笑い所やないかい!」と言い放ち手に持っていたバットで殴ります。
恐らく、ここでプレイヤーは「理不尽だ」「コミカルだ」「面白いキャラだ」
と思ったはずです。自分は「おもしれー」と思ってました。
流石に敵とはいえ、このままバットで殴られ続けるのは不味いと思った桐生ちゃんは「止めろ!」と止めます。
一応止めた兄さんでしたが会話した後、その部下を思い切り殴って戦闘開始となります。
戦闘終了後、桐生ちゃんに負けた真島の兄さんは桐生ちゃんの強さを改めて認めて確認した様子。
ですが、次の瞬間、兄さんの部下の一人がドスを持って桐生ちゃんに襲い掛かります。
普通であれば、部下を褒めるところですが、真島の兄さんは一味違いました。
桐生ちゃんを庇い、腹にドスが刺さってしまいます。
桐生ちゃんを襲った部下は困惑です。
さらに、桐生ちゃんを倒すのは自分だと言い放ち、腹にドスが刺さったまま、襲った部下を思いっきり殴り飛ばします。
その後、倒れ、部下に運ばれてく真島の兄さんでした。
恐らくここでプレイヤーは「なんか、良い人なのかな?」と思うことでしょう。
他のキャラとは違う印象を残していると思います。
三回目は桃源郷です。
桃源郷にトラックで突っ込む真島の兄さんを見て、歓喜したプレイヤーは多かったと思います(多分)自分は「真島の兄さんじゃんか!」とニヤニヤしました。
兄さんの部下を倒し、進むと兄さんと対面します。
そこには、ソープ嬢を捕まえる兄さんが。
腹にドスが刺さっても元気な兄さんに驚きです。
助けを求めるソープ嬢ですが、兄さんにドスを首元に付けられて人質にされてしまいます。流石に桐生ちゃんも「よせ」と強めに止めます
ソープ嬢を人質に取った兄さんですが、ソープ嬢をよく見るとどうやらベッピンさんだったようで俺の女にならないか?と誘います。
ですが、ソープ嬢はその提案を断ります。
「他に好きな人がいるから」
そう言われてショックを受ける真島の兄さん。
兄さんの雰囲気でどうやら何かを感じ取った桐生さん、大声で止めます。
おそらく、多くのプレイヤーの多くが「ソープ嬢を殺すんだろうなぁ」と思ったことでしょう。自分もそう思いました。
ですが、次の瞬間、真島の兄さんはソープ嬢を開放します。
その理由が「正直者が好きだから」という理由です。
ここで兄さんの株が爆上がりです。
コミカルでクレイジーなキャラでありながら「筋の通った人間」である瞬間を見れた瞬間です。
以上の点から人気の理由を考察する
- 一番最初の登場シーンで「とても怖く、暴力的であるキャラ」とプレイヤーに思わせる。
恐らく最初にシーンで真島の兄さんに好感を持った人は少ないと思います。
ここでは少しコミカルなヤクザが暴力的な事をするシーンです。それ以上の要素はありません。
- 二回目の登場シーンでは「コミカルでありながら暴力的であるキャラ」から「コミカルで暴力的だが、主人公である桐生を庇った良い人?」になる。
あくまでも桐生を倒すのは自分であり、部下が不意打ちして倒すのは認めないという信念を持っています。
普通であれば、遥を手土産に出世できるという最高の待遇が待っていたはずでしたが、真島の兄さんはそれを良しとしませんでした。
あくまでも遥は桐生ちゃんを誘き出すための餌でしかありませんでした。
ここで多くのプレイヤーが「真島の兄さんは少し違う」と思ったはずです。
- 3回目の登場シーンでは自分が優位に立っても、それを放棄することに抵抗が無い。自分の信念に基づいた行動を見せる
桃源郷での印象的なシーンです。おそらく多くの人が真島の兄さんが好きになった場面だと思います。
ソープ嬢を人質に取った真島の兄さんでしたが、あの場面で主導権を握っていたのは間違いなく真島の兄さんです。
ですが、真島の兄さんは、自分の信念、「正直者が好き」に基づき、ソープ嬢を開放してしまいます。
ここで多くのプレイヤーが兄さんに好感を持ったと思います。
不良が雨の日に傘を子犬にあげたような感じです。
今まで登場したシーンでは部下に暴力を振るっていたため、おそらくソープ嬢もそうなると思ってたことでしょう。
ここで今までとは全く逆の行動をするため、非常に印象的に映ります。
- 結果
非常に魅力的なキャラクターの出来上がり!
「龍が如く」単品としても非常に魅力のある敵キャラクターだと思います。
続編の2、3でさらに魅力的になるんですが、個人的には「龍が如く」の真島の兄さんが好きです。
これにて考察は終わりです。何か、作品を作ることがあれば参考にしたいですね。